「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ」に行って来ました♫
「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ@東京ステーションギャラリー」に行って来ました🧸
おはこんばんちわ◎
ichionの革作家 taQ です♪
先日ですが東京ステーションギャラリーへ、「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ」
という展覧会を観に行って来ました👟
会期終了が迫っていたのに気付き、思い切って制作を止め、で、久しぶりにゆったりとインプットの日としました✌️
本当、久しぶりに良い時間でしたね。
前は、月1かそれ以上の頻度で美術館などに出向いてましたが、コロナ禍になってからはチケットの取得にもワンクッション要るじゃないですか?
それでなんだか億劫でね笑笑
やってみれば、Loppiとかで簡単に取れるんですけどね😅
超絶技巧系の木彫りの熊
いや、しかし、これはどう見ても大好物✨
この展覧会については電車に乗ってる時に中吊りで知ったのですが、どストライク笑笑
超絶技巧系の彫刻となれば是非観てみたかったのです😆
木彫りの熊🧸は定番というかね、本当に昭和のインテリアとして定着してますよね。
うちの実家にも小さいのがひとつあったような気がします笑
テレビの上には置いてなかったですけど笑
僕は今後もテレビを導入するつもりはないですが、今のテレビは薄いので熊は置けませんね。
さて、この藤戸竹喜さんという方は、この一世を風靡した工芸品、木彫りの熊の世界に於いて最高峰の職人なのだそうです😮
ただ、職人というスタンスに誇りを持ち美術団体などには所属しなかったことから、その名前が表に出ることはあまりなかったようです。
なので、とても貴重な展覧会!
東京では初めての開催だそうです!!
ひとつの木の塊から、、、。
特筆すべきは構造や空間を把握する能力というのでしょうか。それが異常なレベルで正確💡
厳しい修行で得た部分と元々培われて来た観察力によるものと両方あるのではないかと思います🤔
ひとつの木の塊から、熊を主体としながら様々な動物や人間との情景を彫りだします。
稀に例外がある以外は原則、ひとつの木の塊からなんです…❗️
それを下絵やデッサンをせずに削り出していくというのだから、常人のなせる技ではありません。。。
もう、こうなると僕も大興奮‼️
作品となっているのは、熊と他の動物、あるいは熊と人間、の様々な弱肉強食の1シーン。
また、熊同士の日常の風景など、、、
生命の営みが色濃く迫って来る作品ばかりです🍀
獲物と対峙する姿、その瞬間のリアリティ。
また反対に日常の風景には愛くるしい姿も描かれます☺️
レリーフや柱状の中に複数の熊達が彫られた作品に至っては、どの角度から観ても造形的に美しく感動的でした✨
アイヌのアイデンティティとタフな修行時代
アイヌとしてのルーツ、アイデンティティを持って熊を中心に彫り続けた藤戸さんは、生い立ちもタフな環境で10代前半には木彫家として修行し活動をしていたそうです。
なかなか真似できることではないですよね。。。
また、展示の中では、絶滅した狼🐺の作品や、内地の日本人に迫害され続けたアイヌの歴史など、胸が詰まるような史実を知れるという側面もありました😢
濃厚な内容と、感動的な超絶技巧と温かみのある作品群に心を打たれた日でございました。
東京駅直結の東京ステーションギャラリーで21年9月26日まで開催中です!
おすすめです!!
本日もお読みくださりありがとうございます♪
’21.9.22. taQ
関連情報
レザークラフト・レザーカービングSHOP │ ichion
「ichion」では、革工芸作家 taQ-拓- が革彫刻や独自の装飾を施したレザーアート作品を
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