誕生65周年 ミッフィー展に行ってきました⭐︎
革工芸作家taQの美術館・アートスポット探訪シリーズ!
はい、いわゆる「たく散歩」です♪
以前、ユニットでやってたブログでもやってました。自分の中の記録というか、フィードバックというか…。
行った展覧会などを一旦、文章にまとめてみると、より自分の中の残り方が変わりますからね◎
そして、こうして発信した事によって、何かアクションを起こしてくださる方がいらっしゃるのであれば本当に嬉しいですね😆
誕生65周年記念 ミッフィー展へ♫
そんなわけで、新オフィシャルサイトでの展示レビューブログ一発目は、松屋銀座の「誕生65周年記念 ミッフィー展」‼︎
ミッフィー大好きなんです♪(・x・)
(意外と⁉︎)かわいいものが好きです☺️
そして、ブルーナ作品は絵本界での功績、キャラクターとしての認知度、なによりシンプルを極めた優れたグラフィックデザイン、、、というアート表現に携わる者として無視できない要素ばかりなんです。
松屋では、50周年、55周年、60周年、そして今回と、5年ごとにミッフィー展が開催されているのでいつも行っています。
今回はイレギュラーな情勢の中、開催延期しながらも関わる方々のご尽力で開催の運びとなりましたね…。感謝です。
地方巡回展はどうなのかな?
作者のディック・ブルーナ氏は2017年にお亡くなりになりました。
なので、今回はお亡くなりになってから初めての松屋での展覧会という事になりますね。
今回は地元オランダ・ユトレヒトの至る所にあるミッフィー関係のオブジェや信号機が映像で紹介されてたりしました。ブルーナさん行き付けのカフェもね!
厳かな教会の中にもブルーナ作品に登場するクリスマスのシーンがパネルで飾られてたりとか…!
いつかユトレヒト行ってみたい。。。
あとは素晴らしい原画の数々や、文章を校正していった過程でのたくさんのメモがずらり。飽きないですねー。
想像を超える緻密な制作工程
ブルーナさんの制作工程は、この松屋での過去の展示で知りましたが、もの凄く緻密なんです。
下描きをして輪郭線が決定したら、画用紙にトレースします。そのトレース線の凹凸に沿って今度は筆で黒のポスターカラーを乗せていきます。
まるで点描画のように、少しずつ描き進めていきます。画用紙の目の凹凸にポスターカラーが少し入り込む事であの独特のタッチになるんですけど、一筆多くても少なくても、ミッフィー達の表情は随分と変わってしまうんだと思います。
初期作品を除き、輪郭線が描けたら透明なフィルムにそれを焼き付けます。そして裏から色を付けたい部分の形に合わせた色紙を当てて色を決めていきます。
色は、ブルーナカラーと言われるシンプルな6色です。
個人的には、近年、グッズでこの6色以外が使われてるのを見ると、なんか違う、って思います笑
ブルーナ作品から僕が受けた影響
さて、そんなブルーナさんの技法に、僕もいつの間にか多大なる影響を受けていました。
それが、僕がちぃ太名義でサイドプロジェクト的に制作しているLINEスタンプ、「おまめ」です。
描画方法こそアプリで、デジタルですが、輪郭線の質感は知らず知らずのうちに似てしまってました(笑)
色を付けるのも、レイヤーを作って輪郭線を損なわず様々に試したり、色違いを簡単に作れたりするようにしています。
そして、表情。
一見、いつも同じような顔をしているように見えるミッフィーも、実は場面ごとに違いますよね。
そして、表情を描き分け過ぎないことで、読み手の小さな子供から大人に至るまで、想像力に委ねられるというか、、、。物語の世界に感情移入できる素晴らしい発明だと思うんです。
「おまめ」も一見、常にしわくちゃの情けない顔のように見えますが、神経を集中させてコンマ何ミリの線を描き分け表情を吹き込んでいます。
少し脱線しますが、これは70年代に初登場したというレゴのミニフィグ(人形)の、クラシックスタイルのあのシンプルなスマイル顔にも言えると思います。
最近のレゴ人形は表情を付け過ぎだと個人的には思ってます。常に驚いている顔では想像力をフル回転させたごっこ遊びなどできないのではないでしょうか。想像力の欠如が問題視されてもう久しいと認識しているので、なんとかして欲しいところ。
と、少しディスってしまいましたが、レゴも大好きです◎
いつか大人買いしたい。。。
読み手がミッフィーに注ぐ視線(視点)
そう、これが言いたかったのです。
絵本を開く子供からしたらミッフィーはお友達、そして大人達はきっと自然と見守るような気持ちになっていることでしょう。
それを知ってか知らずか、僕は「おまめ」を小学校中学年頃から描き始めました。
もっとも、全体のバランスが固まったのは20歳頃にきちんと絵の勉強を始めてからですが。
そしていつしか「おまめ」の奮闘や成長を見守るような気分になるのです。
最終的には、僕がいかにブルーナ作品に影響を受けたかの紹介になってしまいました💦
では、そもそもおまめとは? 実話に基づいているって!? についてはまた後日紹介しようと思います。
本日もお読み頂きありがとうございます♪
‘20.8.8. taQ
レザークラフト・レザーカービングSHOP │ ichion
「ichion」では、革工芸作家 taQ-拓- が革彫刻や独自の装飾を施したレザーアート作品を
手彫り・手染め・手縫いで制作しています。普段使いの革小物から、楽器関連のアイテム、古今東西の美術のエッセンスを取り入れたアート装飾など、どれも個性的で存在感ある一生モノです。
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