レザークラフト・レザーカービングSHOP │ ichion 「ichion」では、革工芸作家 taQ-拓- が革彫刻や独自の装飾を施したレザーアート作品を手彫り・手染め・手縫いで制作しています。普段使いの革小物から、楽器関連のアイテム、古今東西の美術のエッセンスを取り入れたアート装飾など、どれも個性的で存在感ある一生モノです。オーダー制作も承りますので、お気軽にご相談ください。

3rd ILCE出展作「UNDER the SEA」の制作プロセス紹介✊12

3rd ILCE出展作「UNDER the SEA」の制作プロセス紹介✊12

 

おはこんばんちわ◎

ハバナイス彫りデイ◎

ichionの革作家 taQ です♪

 

なんやかんや時間が経ってしまいましたが💦

 

先日、7/1〜4まで大崎O美術館で行われました3rd ILCE出展作「UNDER the SEA」の制作プロセスを紹介していきます✊

 

 

テーマはSDGsの2と12と14🐟

 

テーマはSDGsの

 

2.飢餓をゼロに

12.つくる責任 つかう責任

14.海の豊かさを守ろう

 

便利さが悪なのではなく、手を伸ばせばそこにある恩恵について、知る、関心を持つ事が大切だと思うのです。

 

今回の新作は、テーマとタイトルがまず浮かんで、そこから下絵を描き構造を考えて行きました。

何度か取り組んできた、食や魚や海の環境に関する表現の集大成を目指しました🐟

 

下絵は22年の年末前に閃いて年内には出来ていました。

お正月明けの1月半ばから3か月強の間、様々な業務の間に制作しました。

 

結果的に、初めて本格的に作った立体造形となりました。下絵や設計図、プロセスを文字に起こした表など、いつものように準備して取り掛かるのですが、いつになく、手を動かしながら考えて行った部分も多かったです。

 

キャッチーな有名な曲のタイトルを借り、メッセージ性の強い作品にしました。

 

海の日のある7月開催の3rd ILCEに多少合わせに行ったのはありますが、まさか同じ時期にリトルマーメイド🧜‍♀️の実写が公開されるとは思いもしませんでした😮

 

そんな今回の作品は8/7~12に銀座ギャラリーSTAGE-1で開催される「天変地異展(2023)」にも出展いたします。

ご高覧賜われば幸いです☺️

 

そんなこんなでプロセス紹介スタートです!

よろしければ、お付き合いください😊

 

各プロセスへはこちらから…

 

1.下絵

2.魚を観察

3.モデリング

4.革で型取り

5.縫製、各パーツ作成

6.内部仕上げと染め

7.背景と文字の彫りと染め

8.装飾部のパーツ作り

9.描写

10.鱗貼りとパネルへの取り付け

11.ビニール袋

12.完成

 

 

12.完成

 

 

ということで完成でございます。

 

最初の作品紹介の時には紹介し切れなかった部分にも、ここでは触れていきますね。

 

今作は文字の要素が多いのですが、実は色々な意味が隠されています。

 

全体に大きく円の形で縫っていますが、ここはフォーカスしているイメージ。

ステッチラインも絵画の構成要素に入れたいと思っていたのですが、ここに軸として使いました。

コンパスの小さい方の円はここに呼応していますし、メインタイトルもこの円弧に合わせています。

 

そしてこの円に沿って小さな文字が打ってあります。

 

上側には「SPLENDID DELICIOUS GEM S」と書いてあります。

「素晴らしく美味しい宝石達」という意味に取れる造語で、魚を讃えているわけですが、

頭文字を取ると、「SDGs」になっています😁

 

下側には「DON’T KILL ME      TWICE…」、つまり「私を二度殺さないで」。

一度は命をいただくわけですが、それを粗末にしたりするのは、二度殺しているのと同じってことです。

食育でよく言われることですよね。

 

 

漁船にも数字が刻んであります。船体番号と見せかけて、「2-12-14」。

つまり、SDGsの17の目標のうち、この作品のテーマの番号というわけです。

ここは皮肉も込めてますね。

 

 

そして、レジ袋の部分。

ここには架空のスーパーのロゴをデザインして水転写しています。

いかにもそれっぽいロゴを目指しました。

 

 

ここは少し遊んでいて、スーパーの屋号は「SUPER MARKET FANTASY」。

そうです、大好きなMr.Childrenのアルバムタイトルをオマージュしています。

あのタイトルも、消費されていく音楽に対するものでしたよね。

 

 

裏面には、諸々の注意事項も。実際のレジ袋の文言をそのまま写しています。

芸は細かいくらいがメッセージも伝わりやすいですからね。

 

 

 

振り返りつつ次に向かいます👊

 

今作は工程も仕事量も過去一多いとは思いますが、疲れ方は変わらずいつもヘトヘトでした笑

多分、逆にそれだけ自分が成長してるのだと思いたい笑笑

きっと、過去の作品と同じ事をもう一度やったらもっと楽にできるはずなんです、今ならば。

仕立てものと違って、ファインアート系の作品は、なかなか過去と同じ事をやろうとは思えないですけどね。

 

というところで、ファイン系でやりたいことも次々出てきているので、この経験を活かしつつ次に向かっていきたいですね◎

 

 

本日もお読みくださりありがとうございます♪

 

’23.8.6. taQ

 

”オリジナルスタイル・レザーカービング(革彫刻)の小物やアート作品を手がける”一音”、BASE、minne、オーダーメイドで販売中♪”

「ichion」では、革工芸作家 taQ-拓- が、

革彫刻や独自の装飾を施したレザーアート作品を

手彫り・手染め・手縫いで制作しています。

普段使いの革小物から、楽器関連のアイテム、

古今東西の美術のエッセンスを取り入れたアート装飾など、

どれも個性的で存在感ある一生モノです。

オーダー制作も承りますので、お気軽にご相談ください。

ご依頼、お問い合わせは各SNSのDMもしくは公式サイトのメールフォームでお気軽にどうぞ☺️

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レザークラフト・レザーカービングSHOP │ ichion

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屋号 ichion
代表者名 池田 拓也
E-mail info@ichion-by-translucent-heritage.com

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