【作品紹介】レザーカービング平面作品 ghoti
平面作品の紹介です☺️
お疲れ様です◎
ichionの革作家 taQ です♪
今日は平面作品をひとつご紹介します😄
「ghoti 〜tenshiki reason〜」
「フィッシュ」と読みます😁
通称さかな、とか緑い魚のやつ、とか呼んでます😅
.
なぜ、これがフィッシュかというと、、、
.
僕は元来、文字や言語に興味がありますが、ある日ウィキペディア・サーフィン🏄♀️をしてる時に、英語はその成立の背景から綴りのバリエーションが多く、難しい物も多いと、そして「ghoti」を知りました。
.
.
以下、Wikipediaより📖
.
ghoti (フィッシュ)は、英語の綴りの不規則性を示すために作り出された語。英単語 fish の音を異なる綴りで表したもので、当然ながら fish と同じく [ˈfɪʃ] と発音する。
.
ghoti は以下の三つの部分からなる。
* gh – laugh (ラフ [læf], [lɑːf]) における gh と同様、[f] の音を表す。
* o – women (ウィミン [ˈwɪmɪn], [ˈwɪmən]) における o と同様、[ɪ] の音を表す。
* ti – nation (ネイシャン [ˈneɪʃən]) における ti と同様、[ʃ] の音を表す。
.
.
…そんな、屁理屈みたいな事を唱えた文学者が居たらしく(もっと言えば、これら全ての綴りを発音しない説もあるらしい笑)、感銘を受けドローイングしてると、ghotiが魚になって行きました笑笑😅
常識とか実態って、掴んでるつもりでも魚🐟のように擦り抜けて行ってしまいがちなものかもしれません🤔
ま、そんなコンセプトこそこじつけですが笑🤪
サブタイトルについて
ちなみにサブタイトルの「tenshiki reason」とは、屁理屈という意味の僕の造語です😆
作品のテーマは屁理屈なのですが、あんまりタイトルに「屁」って入るのもなァ…
って、考えて横文字、、、でもただの英訳がなんかしっくり来ない。。。
それで、好きな古典落語の「転失気(てんしき)」(=屁の意味)から頂いて、
「理屈」は「reason」、それで「tenshiki reason」という訳です😝
完成までの紆余曲折
この作品はカービングの図案として描きながら一度、蒲鉾メーカーさんのコンクールで小さなかまぼこ板に焼き絵で描いた図案を、今回、当初の構想より大きなパネルになった事によって唐草を取り込みました😊
銅版画とか、何かのラベルとか、スチームパンクとか、吸収し培って来たいろんなものが滲み出るもんだなーなんて思ったりしています🙄
完成してからの紆余曲折、、、。
これを制作したのは今年、2020年の春先。ご縁があって海外出展のお話を頂いた時に制作しました♫
ポーランドでの展示予定だったのですが、夏に予定されていた展示のだいぶ前には既に新型コロナ問題が…😭
結局、輸送途中で止まってしまっていた時期もあり、それでも現地と国内のギャラリーの担当の方々のご尽力で巡り巡って現在はロスの提携ギャラリーにあるとのこと、、、😲
こんな時期なので、なかなかこちらも現地の様子を知る事ができないんですけどね。。。
ただ、新型コロナ下で起きた事なので喜べる事ではないのですが、この作品のコンセプトからして英語圏で展示ができたのは意味があるかなとは思います。
それでは、本日もお読み頂きありがとうございます♪
‘20.10.13. taQ
関連情報
レザークラフト・レザーカービングSHOP │ ichion
「ichion」では、革工芸作家 taQ-拓- が革彫刻や独自の装飾を施したレザーアート作品を
手彫り・手染め・手縫いで制作しています。普段使いの革小物から、楽器関連のアイテム、古今東西の美術のエッセンスを取り入れたアート装飾など、どれも個性的で存在感ある一生モノです。
オーダー制作も承りますので、お気軽にご相談ください。
屋号 | ichion |
---|---|
代表者名 | 池田 拓也 |
info@ichion-by-translucent-heritage.com |