レザーカービングで平面レリーフ♪
レザーカービングの技法を用いた平面レリーフ的作品
お疲れ様です◎
ichionの革作家 taQ です♪
先日の記事で平面作品にも触れたので、今日はそちらを紹介致します、、、
スタートは革ではなく絵でした
僕は元々、絵画の勉強をしていたので、レザーカービングを始めたのも、
何かアート作品の制作を仕事に繋げたい‼️という所からでした。
ゴリゴリの革マニア、って訳じゃなかったんです😅
何か合いそうな表現で仕事があればと思い、様々な作品を観たり、制作者の方にお話を伺ったりして来ました。
江戸木彫刻、蒔絵、銅版画、額縁のバロック彫刻…。
伝統のものほど、時代の流れと共にもう仕事には出来ない現実がありました😢
そんな中で、レザーカービングというものに出会い学び始めました◎
なので、自然な流れでレザーカービングを取り入れた絵画的な作品を作る様になったのかとは思いますが、
特に昨年、2019年頃から多くの構想が湧き出るようになり、
公募展やグループ展に参加するようになりました♫
基本的には、
革を活かしたモノトーン、平面レリーフ調、それでいてポップアートとして成立するような親しみやすさ、、、という、自分の好きな要素が組み合わさったような作品を目指しています🤔
Japan Leather Craft 協会発足→第1回ILCE開催‼️
少し話は前後しますが、3年ほど前でしょうか。
僕の尊敬する革界の先輩方が新たに公募団体を立ち上げられました。
そして、2020年3月に、
第1回 International Leather Craft Exhibition (ILCE) in Tokyo が開催されることになりました。
その記念すべき第1回展には何としても参加したい‼️
なかなか作家として軌道に乗れてなかった当時の僕は強く思いました。
構想期間はあったので、立体や身に付けられるものなど、何を作ろうかいろいろと考えました🤔
そのうちに、平面レリーフ的な展開にまとまり、いくつかの下絵の元ネタ的なものができて行きました☺️
錨+コウモリ+クロスのモノグラム✨
その元ネタの中に、早い段階から錨をモチーフにした物もありました。
そうして2019年のいくつかの公募展への出品を経てできたのが、
第1回 インターナショナルレザークラフトエキシビションで僕が出品した作品、
「Anchor~今は漕ぎ出でな~」です。
前置きが長くなりました、、、🙇♂️笑
錨⚓️はタトゥーでもしばしば用いられるブレない意志の象徴。
2年ほど前に横浜に住んだのも影響しているかも知れません🤔
そこに学生時代の授業で作って以来使っている十字架型👼のイニシャルt.i.のモノグラム
(西洋の版画家のそれを手本としつつ和の落款的なタッチでもあります)と、
吉祥であり古語で「かわほり(=革彫とかけてます)」とも書いたらしいコウモリ🦇の意匠を組み合わせ、
内部を唐草で繋ぐ事で下絵は完成しました🎵
周りは、ポップアート🎨に傾倒していたのもあり、ラフな革の切り口とステッチ🧵、と、
ムラを活かせると考え思い切って藍染めキットを初めて使いました。
大海原🌊のイメージですね🌀
深い青とゴールド系統でまとめたくて、十字架の部分にはうっすらパールを塗っています🐄
制作を続けていくというブレない意志と縁起物コウモリ
そんな意味を込めて、制作した正に名刺代わりの1枚です◎
そう、フライングVが看板なら、こちらはとても大きな名刺🤣(727×606mm)、、、。
ま、看板でもあります☺️ Vと2枚看板かな。。。
ちなみにサブタイトル「今は漕ぎ出でな」は、
昨秋、新国立美術館で見た高校時代の恩師👨🏫の作品からそのまま拝借しました笑🙄
タイミング的に後押しされているような気がして💨
という訳で、この「Anchor~今は漕ぎ出でな~」は、お世話になっているギャラリーさんに置いていただいている時期もあるのですが、
ブランドの看板的意味合いがあるということで非売品となっております😌
展示数の多い展覧会やイベントでは今後も展示することも多いと思います♫
今後も楽しめて親しめるアートレリーフを作っていきたいと考えてます。
テーマ・お題に沿った作品も受注制作致しますので、ご相談ください😄
本日もお読みくださりありがとうございます♪
‘20.9.27. taQ
関連情報
レザークラフト・レザーカービングSHOP │ ichion
「ichion」では、革工芸作家 taQ-拓- が革彫刻や独自の装飾を施したレザーアート作品を
手彫り・手染め・手縫いで制作しています。普段使いの革小物から、楽器関連のアイテム、古今東西の美術のエッセンスを取り入れたアート装飾など、どれも個性的で存在感ある一生モノです。
オーダー制作も承りますので、お気軽にご相談ください。
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代表者名 | 池田 拓也 |
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